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なるべくまいにち

名古屋で暮らしてます

アラームが鳴る前に

目が覚めた。

なんだかぐっすり眠れなかった気がする。途中にも何度か目が覚めていた気がするのは、夢の中だったのか現実だったのか。たしかめる術もなく、まどろみの中10分もすれば、そんな記憶も薄れていってしまう。

なんだかぐっすり眠った気がしない。

早起きしたいと最近思っていたから、目が覚めてラッキーなはずなのだけれど、実際はちょっと損をした気持ちになっている。こういうときに限って目が次第に冴えてきて、二度寝もできない。

そんなわけで、急に朝に投げ出された。


まだ日の出前の、薄明るい景色が窓の外に見える。
11月もいつの間にか半ばを過ぎ、ここ数日前から、朝晩の空気がすっかりひんやりとするようになった。布団の外が冷えているのを感じる。出るのがつらい。

いつの間にか冬になってしまった。

そういえば昨日の夜、名古屋の街をイヤホンで音楽を聴きながら歩いていたら、早くもクリスマスや年末感を感じた。

時間が経つのは早い。

秋はいつの間にやってきて、いつの間に終わろうとしていたのだろう。ついこの前まで夏だったのに、いつの間に去っていたのだろう。気づけばもう今年も終わりが近づいているというのに、この一年何をやっていたのだろう。


歳をとればとるほど、季節の流れるスピードは早くなっている気がする。

だんだん速度を上げて回転するメリーゴーランドのように、最初は廻る景色を楽しんでいたはずなのに、次第に早くなりすぎて、目に映る景色は流され歪んでしまう。

なんでもない毎日のゆるやかなアップダウンは回転木馬の揺れのようで、ふと我に返るとちょっと酔いそうになる。そうしているうちにも速度は増していく。

結局終わったってぐるぐる同じ場所に戻ってくる。木馬が止まったときには、あんなに速度で歪んで見えた景色が、静かないつもの景色だったと思い出すことになる。


目が覚めてしまった早朝の景色は、回っていないメリーゴーランドに間違えて乗っているような、そんな気持ちにさせられた。

また一日が動き出そうとしている。

このごろの太陽が昇ってから沈むまでは、小さい頃に乗った、メリーゴーランドが動き出してから停止のアラームがなるまでよりも短い。

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