以前は移動時に走っていた。
これをかいたときのことだ。
そういえば最近は、少しずつあたたかくなってきた気がする。暖房をつける時間も短くなった。なんだか効きがよくなったのだ。
おそらく外の気温が多少上がったからなのだろう。つけて一時間もしないうちに暑くなる。
もう寒さも終わると思うと、すこし嬉しい。ちょっと前まで、冬の方が好きだったんだけどなぁ。
移動ランニングをしなくなったのは、なるべくケッタ(自転車の方言だ)で移動するようになったからだ。
ケッタ移動は、意外と体力を使っていない気がする。
運動した気になっていたが、ここのところまたからだが重くだるく感じることが増えたのだ。
今日は試しに、少しだけ走ってみた。
100m、いや、50mくらいだったろうか。
(距離がいまいちわからない。感覚で"歩いて何分"はわかるのだけれど、何メートルかというのは、ピンとこない。ぼくだけだろうか。)
たったそれだけで、すこし息があがった。これはいけない。アラサーにさしかかり、いよいよ確実に体力が下降している。
たちが悪いのが、その自覚があまりないことだ。油断すると普段運動しないぼくみたいなひとは、気づかない間にゆるやかにからだが衰えていっている。
それで、思いだしたように筋トレをしてみたわけだ。ほんのすこし。腕立て10回程度のことを、いくつかやってみた。
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気持ちの問題である。
別にムキムキになるどころか、今より向上させたいわけではない。ただこのだるさ、重さを取り除きたい。
からだを意識的に動かす。
そうしないと動かさなくなってきた、ということに驚く。
学生のころは、特に意識したことがなかった。しいて言えば、大学生になってからだろうか。
もうかけっこなどすることはいつの間にかなくなってしまったし、公園で特に何というわけでもなく走りまわるようなこともない。
部活(サークル)こそあったけれど(大学は学生劇団に所属していた)、いま思うとあれはからだを動かすための口実でもあったのかもしれない。
あれすらなければ、体育嫌いだったぼくは、きっと運動をほとんどしなくなっていただろう。
今となっては、走ろうと思っても、それなりの格好をしないとなんだか怪しい人に思われそうな気がする。かといって、"それなりの格好"を準備するのも億劫だ。
ジムに通うようになるひとの気持ちが、すこしわかった気がした。
からだを動かすのもお金がかかるのだ。運動だけじゃない、何をするにもお金がかかるようになった気がする。果たしていったい子どものころの自分は、どうしていたのだろう。
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朝一で、ラジオ体操もここ数日している。
朝やると、調子がいい。
こんなに朝のラジオ体操がきくなんて、それこそ夏休みの朝にあった、ラジオ体操のときは全然わからなかった。
最終日の景品目当てでがんばって毎朝行っていたけれど、今なら景品なしでも行くかもしれない。
ふだん全然意識しないけれど、こんなふとしたときに、確実にすこしずつ年をとっていること、を感じる今日この頃です。
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5月には孤独部 第散解本公演『大学生』を行う予定です。
4度目の(うち一つは番外なので、次が第3回なのです)劇場単独公演。
場所は吹上駅の近くにある、"千種文化小劇場"というところです。
ここ、円形の劇場なんです。たぶん全国的にも珍しいんじゃないかしらん。
この公演に向けても、徐々に準備をはじめています。近日お知らせできる予定です。
作品とは関係ないけど(たぶん)、大学生のときってもしかしたら一番"青春"してたかもしんない。まだそんなに前のことではないのだけれど。
学生をモチーフに連作をやってきたのですが、今回が一区切りの予定。総括したいと思って取り組んでます。
これからおいおい、この公演についても書いていけたらと思います。どうぞおたのしみに。