孤独部の日誌

名古屋とサウナとひとり旅

外人さんが座禅を紹介する動画をみた

先日アプリを整理していたら、こんなアプリが出てきた。

雲堂

雲堂

  • Webimpact
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「座禅アプリ」。

座禅のタイム計測や、仕方を解説してくれるアプリ。

すっかり存在を忘れていたけれど、見つけた頃(もう数年前のはずだ)は、たびたびやっていた憶えがある。

どんなだったかな、と起動すると、解説動画があった。


思わず見た。

冒頭から予想の斜め上だった。見てもらうとわかるが、なぜか登場するのはお坊さんでもお寺でもない。

外人の女性である。

場所は日本の家。おそらくこの女性の家(という設定)なのだろう。いったいこの女性は何者なのだろう。ジャパニーズ文化に強い関心があって、挙句国際結婚したのだろうか。まぁ今どき珍しくはないだろうが、ではなぜ座禅なのか。家の感じをみる限りは旦那さんはお坊さんではなさそうだ。ごくごく一般的な人物像を想像する。もはや座禅とは、修行だの宗教だのではなく、ライフスタイルなのかもしれない。

部屋を片づけたかと思うと(けっこうガッツリ片づけている)、座蒲(ざふ)が登場する。座蒲。初めてその名を知った。モノを見たことある人も珍しいのではないだろうか。ぼくは、母親の実家がお寺だったから見憶えがあったが、それでも「座蒲」という名前は知らなかったし、そのためのものとも知らなかった(ただのクッションだと思っていた)。
そんなものが一般的な家庭にあるのか。

(動画では丁寧に「ない場合は座布団を折り曲げたモノで代用してください」と解説されていた。親切だ。)

……そうして動画を最後まで観終えてしまったぼくは、関連動画を漁った。曲がりなりにもお寺の孫だからか、なんだかんだ言いながらも座禅には多少興味があるのだ。動画を見たことで、それも外人さんが座禅を組んでいたことで、グンと座禅に対する親近感が沸いたぼくは、さらに見識を深めようと関連動画に手を出した。

それで見つけたのがこれだ。


また外人さんだ。今度は男性。なかなかのイケメンだ。
自分で撮って編集したのか、手づくり感のある動画に好感がもてる。それにしても、ここまでくるとガチなのだろう。座禅を広めたいという気持ちが伝わってくる。

この動画が並々ならぬものだった。

まず、先ほどのものよりもいっそう丁寧に解説してくれる。やはり座蒲も登場する、それも早々に。こうまで皆持っていると、一家に一つ位はあるべきなのではないかという気持ちになってくる。

問題は後半だ。

つくっているうちに次第に様々な編集を覚えたのか、映像が次第に凝ったものになっていく。次第に座禅の静かな世界へ向かっていくかと思いきや、明らかにテンションが高くなっていく。果たして煩悩とは何なのか。とにかく男性がたのしそうだ。

ああだこうだと感想を抱いたが、動画を観終えたぼくは、座禅に対して興味が一層わいた。なんだか、ぼくにもできそうだ。何より外人さんがワクワクしながら解説してくれるという姿に、なんていうか、励まされたような気持ちになった。

座禅、また挑戦してみよっかな。

秦運動具工業 座禅用座蒲 TCZ101

秦運動具工業 座禅用座蒲 TCZ101


形から入るタイプのぼくは、「せっかくだからほしいな」と思って座蒲を検索してみたけど、思ったより高え……。いいものなんだろうな。