孤独部の日誌

名古屋とサウナとひとり旅

最近買ったエッセイ2冊

現在のマイブームは「読書」。

先日まで漫画にハマっていたが(最近よく読む漫画のこと - できれば生で見てほしい)、早くも飽和状態になってきた。ぼくのマイブームはものすごくはやいスパンで変わるようだ。

(そうそう、ONE PIECEがアプリで毎日一話ずつ公開されているから、それは楽しみに読んでいる。)


漫画の次は、エッセイ。

ブログをちまちま書くようになって(一週間ほど間があいてしまったが)、どう書いたらいいかなあと思い悩みだした。
それで気づいた。

「そもそもあまりブログを読んだことないじゃないか」

まずは色々読んでみようと、適当にググったりしていくつかブログを読み漁ったが、いまいちピンとくるのがなかった。それで思ったのが、

「検索というのは、意外と難しい」

ピンポイントで知りたいことを調べるのにはとても便利だけれど、"なんとなくこういうの"というのに出会うのには向いていない。ぼくの検索が下手なんだろうか。そのうち「Google検索検定2級」とかいう資格が現れる日が来たりするのだろうか。

せっかくなら一流の文章を読もうじゃないか、ということで、これまたAmazonで気になる作家名で検索して、エッセイ集をいくつかポチった。

ちなみに手元に届いたのはこれ。

「三十歳までなんか生きるな」と思っていた

「三十歳までなんか生きるな」と思っていた


二十代後半、もうアラサーと呼ばれる年齢にさしかかったぼくに、グサリと刺さるタイトル。

そうだった。小さいころは、カート・コバーン尾崎豊のように、今の自分くらいの年齢で死ぬものだとすら思っていた。

死ぬは大げさだったかもしれないが、でも本当に、「三十歳になる自分」なんて、全く想像できなかったもんな(正直、今もまだできていませんが)。

そんなわけで手にとった一冊。保坂和志の本は数冊読んでいて好きだったし。

村上ラヂオ (新潮文庫)

村上ラヂオ (新潮文庫)


村上春樹の本を、実はまだ読んだことがない。うちに「ノルウェイの森」は上下巻ともにあって、何度か読もうと試みているんだけれど、冒頭の数ページでいつも挫折する。なぜだろう。

ぼくはたぶん、あんまり長いお話が好きじゃないのだ。読むのが辛い。本に限らず、演劇でもそうで、自分の作品は短編ばかりだし、長くても90分を越えない。

そういえば、レンタルDVDを観るのがなんとなく苦手だった時期もあった。それの理由も、2時間テレビの前でじっと観ているのが辛かったからだった(映画館は集中できるから抵抗はない)。

話が逸れてしまったが、そんなわけで、エッセイならさらさらと読めるだろうってことで、村上春樹のエッセイを手にとってみた。ananで連載したエッセイらしい。


どちらもまだ最初のいくつかを読んだだけなのだけれど、これはよさそうだ。

別に本嫌いというわけではないのだけど、ふだん全然本を読まないぼく。数ページでひとまとまりになっていて、内容も肩の力を抜いてたのしめるエッセイというのは、そんなぼくにはかなりぴったりな読みものだった。

とりあえずひとつ、と思ってつまんでみると、もう一つもう一つ……と手が止まらず、気づいたらけっこう読み進めてしまった。なぜかなんとなく"もったいない"気持ちになる。

合間の時間なんかにパラパラとめくって、ゆっくり読みすすめていきたいなあと思う。そういう付き合い方ができるのも本の魅力だ。

はたして本当にブログのためになるのかと言われたら、どうだかわからないが、気持ちがちょっぴり豊かになったような気がして嬉しい。

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