読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

なるべくまいにち

名古屋で暮らしてます

太宰治「冬の花火」をリーディング

今週末に上演が迫る、太宰治の戯曲「冬の花火」のリーディング作品の稽古の日々

f:id:nagoyaman:20160215012633j:image

稽古当初は思いついたことをあれこれ試し、盛り込もうかとも考えていたのだけど、やればやるほどどんどん削ぎ落としていって、形としてはシンプルな、“リーディング”らしいものになってきた。

太宰治の戯曲は、読んだ当初は「読み物としてはおもしろいのだけれど、果たして上演としてはどうなるんだ?」と思っていたのですが。
実際に声に出して読めば読むほどに、文章の熱量といいますか、太宰自身の筆圧に込められたようなもの、を強く感じることに気がつきました。
声に出すからこそダイレクトにそれが伝わってくるような感じがして、もう最近はそれがおもしろくて夢中になっています。
今回出演してもらうメンバーもバチッとイメージと合っていて、彼らに声に出してもらうのがとてもわくわくする。

f:id:nagoyaman:20160215014040j:image

太宰といえば、「人間失格」みたいな私小説的なものだったり、「走れメロス」のようなおとぎ話的なものが先行するイメージですが、「冬の花火」は社会に目線が向けられていて、なるほど太宰はそういう目で見ていたのだな、とまた違った一面が垣間見えます。

今回の企画は「近代戯曲研修セミナー」という名前のイベント内のもの。戯曲自体は戦後すぐの頃に書かれたものなんですが、いまに通じるものを強く感じます。

ぜひ、ご覧いただけたらと思います。

///////////
f:id:nagoyaman:20160215013617j:image
日本演出者協会 日本の近代戯曲研修セミナーin2015『家族』リーディング公演 かしやま演出作品「冬の花火」(作・太宰治)

「――ばかばかしい。みんな、ばかばかしい。これが日本の現実なのだわ。」
戦後まもなく書かれた太宰治の戯曲に、名古屋の若手演出家かしやましげみつがリーディングで挑む!

出演
真臼ねづみ(うめめ)
芝原啓成(妄烈キネマレコード)
児玉直子
岩男考哲
吉村桜子

【日時】
2/20(土)11:00-/15:00-
※30分前開場。同時上演作品あり。
※2/18(木)開催のシンポジウムも併せてご覧いただけます。

【会場】
北文化小劇場

【料金】
一般予約¥1,800/当日¥2,000
学生¥1,000(前売・当日とも)

【WEB】
日本演出者協会東海ブロックwebサイト
チケット予約フォーム