孤独部の日誌

名古屋とサウナとひとり旅

年の瀬

年末だ。年末らしいことを全然やってない。飲み会がひとつあったくらいだ。TVもしばらく見ていない。街中もほとんど歩いていない。なのに年末を感じるのはなぜだろう。

年の瀬のこの雰囲気は嫌いじゃない。クリスマスがあって、大晦日がある。学生の頃は冬休みだったこの時期。小さな頃、たのしみなイベントが立て続けにあった。その記憶が未だにそういう気持ちにさせてるのかもしれない。

年が明けると一気にテンションが下がる。三が日が終わる頃には魔法が解けている。イベントがひと通り終わり、冬休みが刻一刻と終わっていく。1月に入ると一段と寒くなり、12月なんて冬の序の口だったんだと気づかされる。

昔は夏より冬のほうが好きだった。理由は、苦手なプールがないから。持久走は嫌いだったけど。でも寒さも子どもの頃はそんなにつらくなかった。

大人になるにつれ冬のほうが辛くなった。寒さに耐え難くなってきたから。あと、受験とか新生活とかの不安を感じる記憶と結びついてしまったからだろう。大人になるにつれ、冬が苦手になった。

2月にまたひとつ歳をとる。なんのイベントもない時期に、ひっそりと歳を重ねる。今となってはもう、嬉しさより哀しさの方が大きい。