孤独部の日誌

名古屋とサウナとひとり旅

今池やぶ屋で復刻大丸ラーメンを食べた 〜投票行ってサウナ行って外食〜

今池やぶ屋で大丸ラーメンが復刻!

Twitterで友人が「復刻 大丸ラーメン」を出してる店がある、という情報が回ってきた。これは行かなくてはいけない。

というわけで、さっそく食べてきたのが、上の写真のラーメンだ。

そもそも大丸ラーメンとはなにか。かつて今池で深夜2時ごろからオープンしていたラーメン屋だ。バンドマンなどに愛されてる伝説の店だ。

ググったら記事も出てくるので参照されたい。

2012年に閉店したので、もう7年ほど経つ。大丸ラーメンのコピーバンド「犬丸ラーメン」が年一回くらいのペースで行われ、それを食べていたが、ここ最近はまったく機会がなかった。また大丸ラーメンに出会えるのか。本家とはもちろん異なるものだろうが、それでも食べてみたい。

参議院選挙の投票に行った

近々行こうと思いながら、参議院選挙の投票日がきた。

今回も、投票はぜったい行こうと思っていた。なぜならこれがあるからだ。

ウェルビー3時間無料!すごくないですか??

前回の選挙のときも同様のキャンペーンをやっていて、初ウェルビー栄店がそのときだった。今回は当日限りのキャンペーンなので、投票に行ってその足でウェルビーへ向かおう、と心に決めていた。

夕方、投票を終えて投票済証をゲット。

引っ越してからはじめて投票所にきた。前回は期日前投票だったから、区役所に行ったんだった。おかげで投票所は区役所と思い込んでたけど、当日は違うのね。近くのコミュニティセンターだった。

それにしても、じぶんのところ、投票率悪くないか……?

地下鉄に乗って栄に移動。テレビ塔前に広がる100メートル道路を渡っていると、かつてバス停があったところが工事されていた。

ここ、どうなるのかな。札幌みたいにきれいで人の集まる公園になるといいんだけど。

ウェルビー栄へ

ウェルビー栄に到着。

着いて、からだを洗うとちょうどロウリュの時間。ロウリュで限界まで熱々になったところで、アイスサウナにイン。めちゃくちゃ冷たい水風呂に、以前よりすこしだけ長く浸かり、まだいける、ともう一度イン。思わず小声で「ここがフィンランドだー!」と叫んでしまった。最高です。

休憩をはさんで、森のサウナ。そういえば投票キャンペーンでひとがいっぱいかと思ったら、それほど多くなかった。時間帯がよかったのかな。森のサウナはタイミングよく自分ひとり。セルフロウリュでたのしんだ。

その後、浴場から出て休憩室でマンガを読んだ。ひとにオススメされた「キングダム」というマンガの1巻を手にとった。読んだら再びサウナにいくつもりが、2巻まで読みふけってしまった。着替えてウェルビーをあとにした。

今池やぶ屋で復刻大丸ラーメンをたべる

今池に戻って、どこかでメシを食べてから帰ろうと思った。かつてモーニング娘。が「選挙の日ってうちじゃなぜか投票行って外食するんだ」とうたっていたから。

さて、どこにいこうかな……と思ったとき、先にかいた「復刻大丸ラーメン」のことを思い出した。ちょうどいい機会だ、食べに行こう。

今池やぶ屋にひとりで入る。とりあえずビールを頼んでから、メニューを見ると、たしかにあった。

復刻大丸ラーメンを注文し、先にやってきたビールとお通しをつまむ。ワクワクする。少し離れた席に、同じようにビールと大丸ラーメンでひとり飲みしている女性がいた。きっとこの人も、大丸ラーメンに思い出があるんだろうな。

TVでは選挙速報が流れている。投票行って、サウナ入って、ひとりで居酒屋に入って選挙の結果をビール飲みながら眺める。なんか大人に(おっさんに?)なったな……。

ぼんやりしてきた頭でそんなことを思ってるうちに、どんぶりがやってきた。

復刻大丸ラーメン!見ためは本家にけっこう近い。といってもさすがに記憶がうろ覚えだけど。でもたしかに似てる。本家はもやしが上だったかな?

ドキドキしながら一口たべる。あれ、けっこううまいな……。大丸コピバン「犬丸ラーメン」も、「忠実にコピーしようとしても、本家よりうまくなってしまう」と言っていたのを思い出す。そうなんだよな、あの年季の入った調理場でつくられてるからこその味ってのが、たぶんあるんだ。

それでもひとくち、またひとくちと食べ進めるうちに、もう記憶の彼方になっていた日々の記憶が蘇ってきた。"あの味"を思い出そうと、ひとり黙々と食べながら記憶に潜っていく。これもまた一つのエンターテイメント体験だ。

肉の味がスープに染み出して、またすこし本家の味に近づいた気がする。そうそう、あの味はこんな感じだった……。

完食。ビールも飲み干し、店をあとにする。

外に出れば、今池の街だ。かつて大丸ラーメンのあった今池で、復刻盤が食べられるのも嬉しい。うどん追加などは当然ないけれど、それでも腹いっぱいになった。この食後感もまた大丸ラーメンを食べた夜を思い出す一つの要素だ。ごちそうさまでした。