孤独部の日誌

名古屋とサウナとひとり旅

タイひとり旅2020 〜5日目はカンチャナブリとバンコク

タイひとり旅5日目。この日が最終日です。深夜便で帰国予定。

カンチャナブリのドミトリー宿で起床。清潔な宿で、とてもよかった。

テレビでは通販番組がついていた。タイにも通販あるんだな。

泰緬鉄道博物館

カンチャナブリを発つ前に、泰緬鉄道博物館と、その隣の連合軍共同墓地を観光予定。宿から近いため、荷物を置いたまま外へ出た。

こちらが泰緬鉄道博物館。さっそく見学します。150バーツ(600円)。

昨日みたJEATH戦争博物館と同じく、泰緬鉄道建設についての博物館。こちらの方が整備されていて見やすい。ただ英語は充実しているが、日本語はないので解説はほとんどわからなかった。

訪れている観光客も、欧米の方が多い。

建設時の様子の像。像の質もこっちのほうがよさそう。

こちらは主に捕虜で建設に駆り出された方について取り上げている。というのも、この隣に連合軍共同墓地があるからだ。欧米人が多く訪れているのもそういう背景からだろう。

書類には日本語がかかれている。日本語で「死亡」とハンコで書かれてるのを見て、ずっしりくるものを感じる。

日本人のインタビューのVTRが流れていた。もちろん日本語で話していたが、翻訳の音声が重なってあんまりききとれなかった。

展示は全体的に英語メインだが、展示品にある日本語からなんとなくわかる。

日本が侵攻したアジア地図。東南アジア全域に渡っている。敗戦国というイメージが強くて原爆はじめ国内での出来事ばかり目が行きがちだけど、こんなに広範囲に侵攻していたんだな、と地図を見て感じた。

昨日に引き続き、ショックな展示だった。「戦争はよくない」というのを、これまで被害者側の視点で見ることが多かったように思うが、日本は加害者でもあるのだということを知って、また別の角度から「戦争はよくない」と思った。ほんとに。

展示を見たあとは、コーヒーが一杯もらえる。窓からはこのあと立ち寄る予定の共同墓地が見える。展示を見たあとのこの光景は、胸に迫るものがある。

連合軍共同墓地へ

すぐ隣にある連合軍共同墓地へも足を運んだ。

広々としていて、静かな場所だ。車の走る音も遠ざかり、鳥のさえずりが耳に聞こえてくる。ここでもやはり欧米人の方がいるのだが、観光というよりお墓参りの様子だ。

中心あたりの場所にはこのようなものも立っている。

お墓の前で、その家族と思われる方たちがお墓参りをしていた。

そのうちの女性が、泣いている様子が見えた。年齢的には、孫かひ孫くらいの年齢になるだろうか。その光景を見て、そういえばじぶんもおじいちゃんだったか親戚で、戦争へ行ったひとがいるというのを親から聞かされたことがあるのを思い出した。

今回、カンチャナブリをみて一番胸にきたのは、その光景だった。

バンコクへロットゥーで戻る

宿へ戻り、荷物をまとめてチェックアウト。

チェックアウトのときにスタッフさんとすこし話した。日本の茨城に行ったことがあるという。茨城?なぜ茨城?カタコト英語でのやりとりだったので詳しくはきけなかったが、思い出したらなぜ茨城だったのか気になってきた。

こちらのホテルでした。カンチャナブリ駅からもわりと近いしよかった。

ちょっと遠いけどバイタクも見つからなかったので、歩いてバスターミナルまで向かう。タイ語の看板を発見。

30分くらい歩いたかな。無事バスターミナルに着いた。

バンコクへ向かうバスを探すのだが、いくつかあるのかどれがどれだかよくわからず。適当に向かいそうな案内が出てる窓口で聞いてみて、それに乗ることにした。100バーツ(400円)。列車と一緒だ。

小型のバス。たぶんこれがロットゥーというやつなのだろう。

人がある程度集まってから出発した。けっこう待った。

ひた走る。乗り心地は、思ってたより悪くなかった。

MRTの駅まで行ってくれるのかと思ったら、南バスターミナルで降ろされてしまった。

意外なことに、バスの運転手にはMRTもBTSも通じなかった。ほかの欧米観光客が同じことを尋ねていたが、やはり伝わらず。MRTのこと、現地ではなんと呼んでいるのだろうか?

南バスターミナルは駅からは離れている。うーん、困った。バスで市街へ向かおうにも、どこから乗ったらいいのかよくわからないぞ。

適当にバスターミナル内を歩いていたら、路線バスらしき駐車場を発見。ここから乗れるかな。受付のような場所のひとに聞いてみる。すると、そのバスに乗れ!と言われる。急いで乗り込んで聞いてみると、よくわかんないが乗せてってくれるらしい。ここでもやはり英語は通じなかったのだが、ビクトリーモニュメントという単語がききとれた。ビクトリーモニュメント駅には行ってくれるようだ。

どうやら始発らしく、ここからの乗客はぼく一人。不安だったが、走り出したら他の乗客も乗ってきたので一安心。料金は18バーツだった。

それなりに時間がかかってしまったが、無事バンコク市街へ戻ってくることができた。

昼ごはん

戦勝記念塔駅(ビクトリーモニュメント)に到着。

ここからはとくに夜まで予定を決めてないため、ぶらぶらとひと駅歩いてみた。Phaya Thai駅に到着。MRTとエアポートレイルリンクの接続駅なのだが。

どうやら鉄道も走ってるみたいだ。それにしてもこれは駅なのだろうか?人がいっぱいいるし、待っている感じだから駅のようなのだけど、線路脇の建物は住居のような雰囲気で、駅のような雰囲気はない。どういう場所なんだ?

この写真の背中側にはMRTの高架があるので、都会の中に突如現れた変な場所、という感じがした。

BTS駅直結の建物の脇(この線路を撮った場所)に屋台的な店があったので、ここで遅めの昼ごはん。ダックヌードルを注文。40バーツなので160円くらい。

アソーク周辺でおみやげ&時間つぶし

さらにひと駅歩いて、アソークに向かった。

だんだん日が暮れてきた。

日本語の看板を見ると写真を撮ってしまう。

アソーク駅まで来た。ターミナル21がある。

深夜便で帰国なので、このあたりでおみやげ買ったりして時間をつぶそうと思う。

おみやげはこのトップスマーケットで購入。24時間スーパーらしい。深夜便なので空港でお土産買えるか不安だったので(搭乗ゲートエリアのお店は空いていたから、空港で調達も可能だったのだが)、ここで購入。アクセスもいい場所だし、おみやげ購入にはいい場所かも。

日本のお菓子もけっこう売ってた。日本のお菓子はアジア圏ならけっこう見かける。

このときはお土産候補を絞って、まだ買わず。アソーク周辺を歩いてみることに。

イカウボーイを歩いてみた。前回はじめてタイ来たときに、何も知らず初日の宿をこの近くのゲストハウスでとってしまい、何も知らずにこの通りを歩かされてめちゃびびった思い出がある。せっかくなので歩くだけ歩いてみた。

アラブ系っぽい人が時計を売りつけようとしてきた。怖い。

通りを抜けて右に曲がったところにあった屋台で、晩御飯を食べることにした。60バーツ。これ、おいしかった!今回の旅行メシは屋台に積極的に挑んだんだけど、やはり屋台の方が、雰囲気もあってかおいしく感じる気がする。幸いお腹を下すこともなかった。

お金をなくす

このあと、さてどうするか……と財布をみたら、入っていると思っていた1000バーツ札が無くなっていた!今回の旅は、前回の反省を踏まえて使ったお金をぜんぶメモにつけていたから、使ってしまったということは考えにくい。

おそらくだが、タイのお金は色以外はデザインがほぼ同じだ。そのせいで、どこかで間違えて出してしまったのかもしれない……。

残り現金が20バーツ札2枚になってしまった。クレジットカードはあるが、さすがにこの現金では空港までたどり着くことができない。幸い?ソイカウボーイにはこの時間でもやってる両替所があるので、5,000円札を両替した。

せっかくここまでたいしたトラブルもなく順調だったのになぁ……これは凹んだ。

なかばやけっぱちになって、両替した現金は使いきることにした。まずは気分転換と休憩をしようとマッサージ屋へ。まだやったことのなかったオイルマッサージに挑戦。

普通にマッサージを受けるつもりでよさそうなお店に入ったんだけど、やはりエリアがエリアなのか店員さんはニヤニヤしながら接客してきた。が、普通にマッサージを受けた。先日のカオサン通りのマッサージに比べると、いまいちだったな。

ただ、シャワーを飛行機乗る前に借りれたのはよかった。さっぱりした状態で帰りの便に乗れる。

いよいよ帰国

時間もなくなってきたので、先ほどのスーパーでおみやげを購入。レジが混んでて時間がギリギリになってしまった。

MRTにのって、モーチット駅へ移動。そこからバスでドンムアン空港へ向かった。

帰りもエアアジア。帰りの便も、席を通路側に変えてもらうことができた!ラッキー!

時間があるので、こちらのコンビニで残りの現金を使いきる。お土産も売っててよかった。

いよいよタイともお別れです。

出国審査を済ませて、搭乗エリアへ。おみやげ売り場は深夜でもやっていたので、搭乗直前でのおみやげ購入も可能だった。正直スーパーではあまり選択肢が多くなかったから、ここで買ってもよかったかもな〜。

飛行機に乗り込みます。深夜2:15発、セントレアに9:40着予定。2時間の時差があるので長く感じるけど、実際は5時間半ほど。

変更してもらった席は、後方の方にある2列席だった。ラッキー!

さすがに疲れていたようで、帰りはぐっすり寝てました。ちゃんと寝れるとあっという間な感じがしてよかった。

タイはこれにて終了ですが、旅行自体は翌日が最終日。家に帰るまでが旅行。セントレア着いてからも、最後まで楽しみます。