孤独部の日誌

名古屋とサウナとひとり旅

スマホに昔よく聴いてたCDを取り込んだ

スマホに昔よく聴いたCDを何枚か入れた。

これまでなぜか全然入れていなかった。自転車イヤホン禁止に法律的になったこともあって通勤時間に聴くということもできなくなり、というか以前から(たぶん学生じゃなくなったあたりから)移動時間に音楽を聴くという習慣がぐっと減っていた。一応イヤホンは常にカバンに入れていて、ときどき思い出したように耳にはめることはあったけれど、聴くのは大抵Youtubeですませていた。流行りの曲はほとんどYoutubeでチェックできるので、わざわざ手間かけて取り込むのも面倒になっていた。iphone使ってた頃はitunesと同期されてたからまだ聴く機会もあったのだけど、Androidスマホに替えてからはほとんど入ってなかった。

パソコンのOSを更新したり、懐メロをちょっと聴き漁ったり、ドライブに懐かしいCDを持っていって聴いたら久々にビビっときた、とかこまごまとした理由が重なって一念発起した。といってもやってみると取り込むのは意外と簡単だった。itunesに読み込ませ、パソコンにスマホを繋ぎ、適当なフォルダをつくってぶっこめば聴けるようになった。簡単。だけどYoutubeググる方が手間ないもんね。ほんと便利になった。昔はケッタ(自転車)で実家から15分くらいのところにあるレンタル屋まで行き、いや、そこは小さかったからもう少し遠くの大きなレンタル屋まで行き、7泊8日250円のCDアルバムを5枚1,000円のキャンペーンのときにごそっと借りて、当時まだ出始めだったCD-Rが焼けるパソコンに取り込んで焼いてた。ってかその前はMDだった。"これはよく聴くだろうからLP2で"とか"これは音質悪くてもいいからLP4でいいや"みたいなことを考えながら、一曲ずつタイトルをカタカナで打ち込んで手書きでシールにアルバム名と曲名を丁寧に書き込んで、とかやってた。いまと比べるとあの頃は手間をむちゃくちゃかけてた。

MDはさすがに処分してしまったけれど(ラジカセ自体はまだ使ってる、物持ちがいい)、いまだにその頃焼いたCD-Rはけっこうもってる。だからドライブの時に掘り出したCD-Rを持って行ったりした。まだまだ眠ってるのがある。掘り起こしてみたい。

初期の椎名林檎(初期、っていうのに時間の流れを感じる。「無罪モラトリアム」とか「勝訴ストリップ」とか「加爾基 精液 栗ノ花」あたりを指してる。まさか東京事変になってそれが解散して、再びソロ活動をしてオリンピック閉会式の音楽担当やる椎名林檎なんてその頃はまだ予想だにしてなかった)をスマホに入れた。最近はちょっとしたすきま時間をみつけては高校生の時のようにイヤホンをはめて椎名林檎などを聴いてる。あの頃、何百回と繰り返し聴いた曲たち。イヤホンをはめてそのへんを歩きながら聴くと、あの頃の気持ちが蘇ってくる。これはなんだ。エモい。

 

 

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たぶん椎名林檎って「本能」が世間的には当時一番有名だったけど、アルバム単位で聴いた時とかには全体の中の1曲って感じする。逆に言うとそれくらい粒ぞろいの楽曲たちだし全体で構成されてたりしたしすごい。思春期に影響を受けた人は多いことだろう。高校1年の頃、椎名林檎東京事変をクラスメイトと貸し借りしてずーっと聴いてたときあった。あの子たちは今どこでなにしてるんだろうか。元気だろうか。最近ノスタルジーなことばかり探してしまう。リバイバルブームだからかな。