孤独部の日誌

名古屋とサウナとひとり旅

東京二日間の旅

二日間東京に行ってきました。

 

行き

三連休のうちの二日間ということを忘れていて、直前になってチケット取れない可能性に気づき焦る。数日前に朝発昼着の高速バスを同行人が見つけてくれて無事確保。

朝7時に名古屋駅噴水前から出るJR高速バス。予約時は席がバラバラだったけど、好意で席を変わっていただいた。ありがたかった。

窓際の席にはコンセントがついていたので、電池の心配なくスマホを触って過ごせた。酔うので画面をそう見れず、YouTubeの動画を音だけ聴いてたりして過ごした。

休憩2回。夜行バスに比べたらからだは楽。到着は12時予定だったが渋滞で13時すぎ。それでも午後から充分たのしめるので、朝発高速バスはけっこういいかもしれない。

 

秋葉原で昼食

東京駅に着き、夕方まで予定がなかったので歩いて秋葉原へ向かうことに。秋葉原に今まで行ったことがなかった。

聖地巡礼シュタインズゲートに登場するラジオ会館や、ラブライブに登場するUDXへ立ち寄り、昼ごはんをさがす。

入ったのは定食屋。これが、よその家のごはんの味って感じで、見事に口に合わなかった。一応食べきったけど、あと味が悪かった……。久しぶりに大きく外したごはんをたべてしまった。

その後もすこしまちを散策したものの、特に行きたい場所があるわけでもなかったので、そのまま秋葉原をあとにした。

歩いた印象としては、大須の電気街部分のめちゃめちゃデカいやつなんだなという感じ。というか大須秋葉原要素を取り込んでいったんだよね、きっと。

普通の街ならモデルの顔写真がバーンと使われるような広告がアニメキャラだったり、原色を多用した看板が目に次々に飛び込んでくるので、パラレルワールドみたいだった。あと人すごかったんだけど、人々の雰囲気はやはり他のエリアと明らかに違った。昼間なのにコスプレした人が至る所で客引きしてたのも印象的だった。

 

歩いて上野、そして入谷へ

夕方の予定までまだ時間があったので、歩いて目的地の入谷を目指すことにした。

上野を通過。上野も人めちゃくちゃいた。秋葉原からほぼ切れ目なく続いていた気がするけど、人の感じは全然違う。上野はなんだか普通で、名古屋だと栄らへんに印象近い気がする。公園の方には足を運ばず、そのまま入谷を目指した。

上野を越えてからはあまり人気のない道に入った。住宅街という感じ。入谷駅前にドトールを見つけたので、時間まで休憩。入谷はなんもなくて落ち着く。

 

いまいけぷろじぇくと

今回の東京遠征の一番の目的がこれだった。

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こちらで昨年書き下ろした作品を再演してくださるということで、足を運んだ。

リハを経て公演本番。会場がとてもよい雰囲気のところで、公演もとてもおもしろかった!

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公演後は鶯谷駅の方で同行人と晩ごはん。鶯谷ってラブホ街なんですね、知らなかった。駅前はラブホの森だった。ごはん屋をさがしてたのにラブホしかなくなってしまったので、引き返して日高屋に入った。日高屋のビールは安いけどあんまりおいしくなかった。

 

二日目は新宿へ

翌朝。午後の予定だけ決まってたので、前後で美術館めぐりをすることに。

午前は新宿初台の東京オペラシティにある、ICCへ。

「オープンスペース展」。

いわゆるメディアアートの作品展で、かっこいいもの、興味深いもの、かわいいものなどに出会えた。

ぼくがぐっときたのは、

「群衆を書き尽くす」

動画上をクリックするとタグづけ的に文章が打ち込めて、それが表示されるというもの。SNSっぽくておもしろかった。いずれ似たような形をしたサービスが現れそう。

「The Latent Futureーー潜在する未来」

ツイッターで配信されてるワードを拾って、そのまま表示されたり再構成された文章が表示されたりする。画面表示がかっこよかった。

星の地図を3D表示させたときのような、無数の点の3Dが画面に表示されていて、そのひとつひとつが文章ひとつひとつだ、というのがなんだか視覚的にとてもよかった。

あと、見たときに浮かび上がってたのがイチローのニュースを元にした文章で、なんだかおもしろかった。

「 鈴」

環境放射線を感知すると風鈴が鳴る、というシンプルな作品なんだけど、風鈴が風という見えないものを音に変換して見える化しているという、科学的であると同時に呪術的な背景を感じるものだということを見事に応用したものだった。

放射線ってぜんぜんピンとこないけど、目の前の風鈴が放射線に反応して鳴っているという事実を目の当たりにすると、実感わきそうな気がした。非常にシンプルなのに、テクノロジーっておもしろい!と思う体験だった。

 「Neighbor」

体験型パフォーマンスで、ちょうど時間あったので観賞だけした。

パフォーマー2名とVRを装着した体験者2名によるパフォーマンス。VR上では事前に同じ場所で撮られたパフォーマーも見えるため、どっちがリアルで起きてるのか区別がつかなくなる。

作品の仕掛けとしてはそれほど意外なんけではないと思うし、作品自体に物語性がそれほどあるわけでもないんだけとわ、なぜだか泣けた。じぶんでも驚いた。

VRの映像に翻弄されてる体験者の様子が、なんだかすごくせつなく思えた。VRという技術を通すことで、幽霊が見えてる人になったような、でも観客席にいる自分には見えてないような、そんな感じ。

泣けた理由はそれだけじゃないような気がするんだけど、なんなんだろう……。

 

ロロ「父母妹僕弟君」観劇

新宿シアターサンモールでロロを観劇。先日「BGM」三重公演を観たばかりなのにまたロロが観れた。

観劇後に振り返ると、同じように旅のお話になってる「BGM」と対で考えてしまう。

「父母妹僕弟君」は再演。作品自体のもつ性質以外のところでも青臭さをどことなく感じる気がした。一方先日の「BGM」は、その頃より歳を重ねた今の実感に伴う温度感で描かれているように感じた。好みでいったら「BGM」かなと思うんだけど、この再演は"昔のお気に入りの服をまだ着れるか試すとき"みたいなあの感じがある気がした。これからどんな作品をつくられるんだろう。気になる。

 

ドラえもん展」観た

観劇後は六本木ヒルズへ向かい、森アーツセンターでドラえもん展をみた。

森美術館は何度か行ったことがあるけど、こっちははじめて。

ドラえもん展は正直微妙だった。見てて気づいたけど別にドラえもんのファンでもないし、展示は二次創作って感じなので各作家さんの普段の作品をみたいと思ってしまった。

その中でよかったと感じたのは、

しりあがり寿のアニメ

作画がどんどん崩壊していくのがおもしろかったんだけど、ドラえもんのすごさってどんなに作画崩壊してもドラえもんだって認識できるところだなと思いました。

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 こちらの作品。一見ただの女の子なんだけど、言われてみると絶妙にしずかちゃんなんだよね……。かわいい。

もう一つ二つしずかちゃんかわいいと思ったのあったけど、見るからにしずかちゃんなので二次創作感が出てしまう。こちらの作品は絶妙に自らの範疇まで引き込んでる印象を受ける。

その後、増田セバスチャン展もやっていたので立ち寄った。

 

品川でささっとごはん

帰りの新幹線の時間がだんだんせまってきたので品川へ。ささっとごはんを食べる。

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 品川駅前にある丼もののお店でささっと食べる。以前も一度来たことがある。

途中からは薬味などを加えてひつまぶしみたいにして食べる。おいしかった。

 

ぷらっとこだまで帰名

帰りはぷらっとこだま。新幹線は楽。今回、直前に取ったのでグリーン車しかあいておらず、+1,000円。

そのことをすっかり忘れており、席の豪華さに驚いた。

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 机が2つある。コンセントもフットレストも充実。シートもよい。

そして振り返ってこれを書いてるうちにもうすぐ名古屋。たのしかったー!