孤独部の日誌

名古屋とサウナとひとり旅

おうちDJをはじめてみた

急に「DJやってみたい」と思ったので、やってみることにした。

DJ機材

まずは、DJ機材がないとはじまらない。

ネットで調べると、現在は"PCDJ"という、PCを使って行うDJが主流だそうだ。

PCDJは、DJソフトとDJコントローラーを用意するだけでいい。

旧来のレコードDJやCDJ(CDを使うDJ)だと、ターンテーブルの他にミキサーなど、色々と機材が必要で、一式揃えようとそれなりに費用がかかる。

PCDJで入門にもっともよいのはこれ。

Pioneer DJ パフォーマンスDJコントローラー DDJ-400
 

3万円ほどで、実際にクラブで使われているのと遜色ないほどに機能が揃っている機材(らしい)。

同価格で見た目もよく似たDDJ-SB3というのがあるが、DDJ-400との違いは付属ソフト。

DDJ-400は「recordbox」というソフトが付属する。これはソフトのみでも1.5万する。

DDJ-SB3の方は「serato DJ lite」が付属。こちらはフリーソフトで、フル機能使うには「serato DJ pro」にアップグレードする必要がある(1万)。

どちらのソフトを使うかで選ぶか。こだわりがなければrecordboxがいいみたいだ。

が、ちょっと触ってみたいだけなのに3万円は高い。もっと安いのを調べてたら、こんなのを見つけた。

Numark DJ2GO2 Touch。

コンパクトなDJコントローラー。9,000円くらいで買える。

こちらはSeratoに対応している。

レビュー動画をYouTubeでいくつかみた感じ、イコライザーがついてない以外は大体似たようなことができそう。

ただ、せっかくならイコライザーがほしい。ツマミを回すのってDJっぽいじゃないか。それにYouTubeでプレイ動画をみた感じ、曲を繋ぐときにけっこう使用するっぽい。

それに9,000円でもまだ高いな、と思っていたら、メルカリでよさそうなのを見つけた。

MIXTRACK Pro

MIXTRACK Pro

  • メディア: エレクトロニクス
 

2011年発売の型落ち品。

現在、このシリーズは3がでたあとにFXというのが出ている様子。なのでこれはかなり古い。

しかし、調べる限りパッドがついてない以外はだいたい似たようなツマミやボタンがついている様子。なにより3,000円という値段に惹かれた。これならすぐ飽きても痛くない出費だ。

とりあえず遊んでみるには必要十分と判断して購入した。

イメージトレーニン

機材を調べがてら、初心者向けDJ講座をYouTubeでいくつか見てみた。

今はYouTubeでなんでも解説してくれててありがたい。なんとなく操作方法や簡単なテクニックを理解することができた。

YouTubeはこういうとき本当に便利。一昔前ならDJやってる人に教えてもらうか、本やWEB記事などの文字情報で理解しなければいけなかったところだ。

動画だとどういう操作をしたらどんな音が出るのか、ひと目でわかる。

TRFのDJが講座動画出してる。

他にもいくつか見ると、DJの操作がなんとなくわかる。

セットアップ

DJコントローラーが届いた。

USBでパソコンに接続し、スピーカーとヘッドホンも繋ぐ。シンプルだ。

Serato DJ liteを公式サイトからダウンロードしてインストール。一応ネットで調べながらやったけど、操作方法は触ってみたら大体すぐわかった。

DJコントローラーも特に設定などもなく、自動的に使えた。

プレイしてみる

実際に触ってみると、操作自体は意外と簡単。

パソコン上でキュー(曲の途中に再生ポイントをつけて、ボタン一つで頭出しできる)をあらかじめ設定したり、曲のテンポをボタン一つで合わせたりできる。めちゃ便利。

逆にPCDJ以前のDJは、これらを頭や体で覚えてないといけなかっただろうから、めっちゃ大変そう。レコードや機材を持ち歩くだけでも大変そうなのに。

操作自体は理解できても、実際にプレイしてみると思うようにいかない。

曲をひとつ繋ぐだけでもけっこう難しい。まず、気持ちいい繋ぎどころを見つけるのが意外と難しい。頭の中でイメトレしてるときは容易にできても、実際にプレイするときれいに繋がらなかったりする。

あと、やってみてはじめて気づいたのは、DJってけっこう忙しい。音楽をたのしく聴いてるヒマがない。

1曲目をかけているうちに2曲目を準備して、頭出しして、いい感じにエフェクトかけたりとかしつつ繋ぐ、という工程を、1〜2分のうちに行う必要がある。これも実際にやってみるとモタモタしてしまい、タイミングを見失っているうちに気づいたら曲が終わってる……なんてことになる。

なんであんなにDJって手元ばっかり見てるんだろうと思っていたが、実際にやってみて理解することができた。DJってすごい。

手持ちの曲がDJプレイに似合わない、バンドサウンドの曲ばかりなことも気づいた。けっこう聴く音楽偏ってる。特に最近はほとんどストリーミングやYouTubeで聴いていたので音源データ自体を持っておらず、昔の曲しか使えない。

DJたのしい

たった3,000円でDJを体験できて満足。

そういえば中学生くらいの頃に、ダンスダンスレボリューション日本語ラップDragon AshとかRIP SLIMEとか)にハマり、ずっとDJへの憧れがあった。

当時は機材も高額で「いつかやってみたい」と思っていたが、時を経て機材も進化し、実際に手に入れることができてうれしい。

高校生・大学生のときに演劇部で音響を担当していたんだけど、当時これが手元にあったらもっと色々できたなぁ。そもそも当時はまだPCが不安定で、音出しにMDとか使ってた。音楽機材の技術革新もなかなかすごい。

まだちょっとしか触ってないので、引き続き遊んでみたいと思う。