孤独部の日誌

名古屋とサウナとひとり旅

「保育園落ちた日本死ね」流行語ノミネートについて考えてみる

今年の流行語大賞ノミネートに「保育園落ちた日本死ね」が入ってる。

http://singo.jiyu.co.jp/

 「保育園落ちた日本死ね」が入ってるの、すごいなと思った。

 

流行語になる多くは、メディアで頻発されたワードだったり芸人のギャグだったりする。

そんな中このワードは、もとはブログ記事のタイトルである。それも有名人とかではなく、匿名のブログだ。

http://anond.hatelabo.jp/touch/20160215171759

 元記事はこちら。

 

 本来ならおそらく「待機児童」あたりのワードで入ってくる話題。

なのにそれを押しのけ、匿名の一個人の生み出した記事タイトルがここまで広まった。

すごいことが起きたな、と思った。

 

匿名ブログのたった一つの投稿が、ここまで社会に対して影響を与えるとは、きっと書いた本人含め、誰も思っていなかっただろう。

 

きっと本人も、別に強い政治的意志とかからではなく、チラシの裏に書き殴る感じで愚痴を書いただけの事だと思う。それがこんなことになるなんて、当人含め誰も予想してなかったに違いない。

 

このワードが選ばれたら、誰が賞を受け取るのだろう?

 「保育園落ちた日本死ね」は、「壁ドン」みたいなバズワードとは違って、(匿名とはいえ)特定の個人から発信されたワード。これまでのネット流行語とは似て非なる感じがする。

 

 有名人でもなんでもない人のつぶやきが、流行語にノミネートする時代になった。

今の年代を象徴する出来事のように思う。