孤独部の日誌

名古屋とサウナとひとり旅

10年スパンで進化するデバイスとマイナーチェンジを繰り返すSNS的なもの

ニコニコ動画の新バージョンの評価がよくない、低迷、というネットニュースを見かけて、そういえばニコ動長いこと見てないな、と思った。

一時期はニコ生やってみたくてプレミアム会員になったこともあるけど、ニコ動は流行ってた当時からあんまり見てなくて、たまに流行ったもの(ボカロとか流行った動画とか)の話が出てもついていけない。その程度のにわかだった。

思うにニコ動文化は小学生ノリやティーン受けくらいのもので、全盛期から5年10年経てば層が変わってしまう。今の20代が全盛期くらいかな?現10代はもうきっとパソコンなんてほとんど見なくてスマホに移行してると思うから、スマホ対応をバッチリ決められなかったニコ動は時流に置いてかれたんだろう。

 

昔のmixiを思い出す。mixiってなんで衰退したんだっけ?サンシャイン牧場やつぶやき機能ができたくらいまでは記憶にあるんだけど。mixiの機能は今のFacebookあたりと同じ感じだし、なんなら今もFacebookのポジションで残ってる世界線があってもおかしくないと思うんだけど。あれかな、機能をあれこれ増やしすぎたのがいけないのかな。ニコ動もそうなって来てるらしいし。

日本製の家電もいらない機能どんどんつけてて、それと対照的にmacみたいなシンプル設計のが受け入れられてるのと似てる。

 

大雑把に10年程度で10代は20代に、20代は30代になるわけで、流行り物はそれくらいのスパンでごろっと入れ替わる。体感的には実質5年くらいだろうか(Twitterとかは長生きな気がする)。

ニコ生文化はそのままよりよくスマホ対応してるツイキャスに移行してるように感じた。現場がパソコンからスマホに変わっただけだ。

ネットサービスは実は革新的なものは生まれてなくって、すでに00年くらいに生まれてたものがアップデート(というかマイナーチェンジ)されてるだけな気がする。極論いえば、今のSNSなんて掲示板だよね。処理できるデータ量が大きくなってきたことで、文字→写真→音楽→動画と扱うものは大きくなってるけど、掲示板という点で、2ちゃんの頃から実は本質的に一緒なのでは。

技術が発展してもっと革新的なものが次々生まれるかと思ったら、振り返るとそうでもないんだなと思った。パソコン→スマホの変化はすごいけど、その上でやってることは実はあんまり変わってない。

VRは革新的なことが起きるかな。起きそうな気がするし起きてほしいなと思う。でもまだまだiPhone登場時の衝撃のような、VRが一般に広く普及する気配は薄い。もう少し先かな。2020年代になってからかな、たしかソードアートオンラインの話も2020年代だよね。