最近よく"ディープラーニング"ということばを聞く。気になって本読んだりググって調べたりしてたら、芋づる式にいろいろ興味深いことに出会ったので、メモしておく。
これは最近読んだ本。
2045年問題 コンピュータが人類を超える日 (廣済堂新書)
- 作者: 松田卓也
- 出版社/メーカー: 廣済堂出版
- 発売日: 2012/12/22
- メディア: 新書
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (21件) を見る
この本、すらすらと読めた。想像が膨らんでおもしろかった。
ディープラーニング
ディープラーニング、深層学習(英: deep learning)とは、多層構造のニューラルネットワーク(ディープニューラルネットワーク、英: deep neural network)を用いた機械学習である[1]。莫大な計算資源を用意し、ニューラルネットワークの規模を拡大し、ヘテロジニアスなニューラルネットを構築する必要があるが、汎用人工知能(強いAI)の実現が期待されている[2]。ディープラーニング - Wikipedia
どうやら「機械がじぶんで学習できるようになった」らしい。これまで苦手だったパターン認識ができるようになりつつあり、たとえば画像を見て犬なのか猫なのか区別できるようになった、ということみたい。
「そんなの人間なら簡単じゃん」と思ってしまうが、よくよく考えると難しい。写真を見て犬か猫かの区別は経験から簡単にできるけど、"なぜそう判断できるのか"と言われるとすごく曖昧。
構造としては脳みそを構成しているニューロンの仕組みらしく、将来的にコンピュータの処理能力が上がるほど、どんどん人間の脳レベルに近づく。
技術的特異点
技術的特異点は、汎用人工知能(en:artificial general intelligence AGI)[3]、あるいは「強い人工知能」や人間の知能増幅が可能となったときに起こるとされている出来事であり、ひとたび優れた知性が創造された後、再帰的に更に優れた知性が創造され、人間の想像力が及ばない超越的な知性が誕生するという仮説である。 フューチャリストらによれば、特異点の後では科学技術の進歩を支配するのは、人類ではなく強い人工知能やポストヒューマンであり、従ってこれまでの人類の傾向に基づいた人類技術の進歩予測は通用しなくなると考えられている。技術的特異点 - Wikipedia
2045年に来るとも言われている技術的特異点。一言でいえば「人工知能が人間を上回るとき」。
「半導体の集積率は18ヶ月(1年半)で倍になる」という"ムーアの法則"。ざっくりいえば年々、倍々でコンピュータは成長しているということ。このペースでいけば技術的特異点は2045年頃、つまりあと30年程度でやってくるらしい。
「このペースでいけるの?」という意見もあるそうだが、これまでも行き詰まるたびに新技術で乗り越えられているように、今後も新技術が現れてペースは大きく変わらないと見込まれている。
2045年。今から30年後。ぼくは今30くらいなので、60になる頃の話だ。まだ生きてるかもしれない。
HTML
こうしてインターネットが当たり前になってるぼくたちにとって、HTMLは意識せずとも日頃慣れ親しんでるのだけども、なんの略かご存じだろうか。ぼくは知らなかった。
ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ HTML(エイチティーエムエル、HyperText Markup Language)は、ウェブページを作成するために開発された言語です。 現在、インターネット上で公開されてるウェブページのほとんどは、HTMLで作成されています HTMLとは?-HTMLの基本
技名みたいな名前。"ハイパーテキスト"、つまり"文書を超えたもの"ということだけど、その成り立ちと背景にある思想が興味深い。
「世界の頭脳」構想や論文「人の思考のように」のタイトルの通り、インターネットはまさにそういうものかもしれない。人工知能はインターネットを脳みそとして、アップロードされている全てを自分の記憶として扱うことになるのでは。
そう思うと、こうして日々インターネットに書き込んだり何かしたりしている私たちは、ゆくゆく生まれるその人工知能の脳みそに今この瞬間触れているのかもしれない。
HTMLの書き方についてもすこしだけ読みかじってみた。見出し、パラグラフ、箇条書きなど非常に整然としている。
国語の授業で説明文やるときに、HTML記述を説明してほしいわ……そしたら説明文の読み方も、ウェブサイトの仕組みもよくわかるかもしれない。
やってみたい
これまで、WEBサイト一つつくるにもタグうちを徹底的に避け続けて、既存のサービスをさがしまくってきた。
たぶん興味を最初にもった中学生くらいの頃に挫折したのを引きずってるんだけど、今みると当時より全然わかりやすい気がする。
自分が成長したからかもしれないし、インターネットの方が進化したかもしれない。実際、HTML5は当時よりわかりやすい気がするし、インターネット上にもわかりやすい解説がたくさん見つかるので調べやすい。
調べていくと実際にやってみたくなってきて、とりあえずブログや手近なサイトなどをすこしいじったりしてみようかな……と思っている。
最初に紹介した本の続編?もあったので買った。うさんくさいタイトルだけど……笑