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なるべくまいにち

名古屋で暮らしてます

芸大の卒展をみるのが毎年この時期のたのしみ

芸大の卒展がおもしろい。

ここ数年、なるべく足を運んでいる。
今年は学芸(名古屋学芸大学)と県芸(愛知県立芸術大学)の卒展に行った。残念ながら、造形(名古屋造形大学)は見逃してしまったのが悔しい。

はじめに断っておくと、ぼくは芸大生ではなかったし、今もない。完全な部外者(?)だ。
でも卒展は観れます(無料)。
愛知県の芸大はだいたい栄のオアシスから直結の施設にある、愛知県美術館で毎年行われている。

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先日の日曜、県芸の卒展へ。
最終日だったので人も多かった。
次の予定があり、あまりゆっくり観れなかったのだが、それでも結局、時間の許す限り観て回っていた。強引に二週した。


入るとすぐ日本画なんだけど、瞬間「デカい」と感じた。そこから油画へと続く。デカい。
作品そのもののサイズも大きい。
背丈ほどの高さもある画面いっぱいに描かれた作品が、いくつも並んでいる。


しかし、「デカい」と感じたのは、その実際のサイズばかりではないことに気づく。


オーラというか、雰囲気がデカいのだ。卒業までの四年、あるいは院生だと六年だろうか。そこで培ったものが込められているのだろうか。

いや、四年ばかしじゃない。
それぞれの描き続けてきた二十数年が、一つの結実としてそこにあるように思える。

それらがそれなりに広いはずの愛知県美術館に、所狭しと並んでいる。
そう、「狭そう」とすら感じるのだ。

無言の、しかし膨大なエネルギーが、空間いっぱいに立ち込めている。


それは終いまで続いており、この日1時間半くらいしか観て回れなかったのだが、とてもじゃないが時間が足りなかった。本当にしまった。


美術鑑賞というと仰々しく感じてしまうかもしれないが、これだけの作品を観ていると、じぶんの好みな作品に出会うことができる。

今年も、いくつもあった。
それらをひとつひとつ反芻してみると、じぶんの傾向というか、好みがわかってくる。

そしてもしかすると、大学生の、それも同じまちでいきている人間であるから、そこから"いまなにを思っているのか"を考えることができるかもしれない。

今年は、丸みを帯びているもの(これは造形的にもだが、印象的にも)と、距離を感じさせるに惹かれた。

逆をいえば、ぐさっと胸に突き刺さってくる類のものではなく、もっとやさしい、あたたかなもの、あるいは、そこはかとなくつめたいものを感じることが多かった。

もしかしたら、ぼくらは(ぼくだけだろうか?)そういう鋭いものに飽きてきているのかもしれないと思うし、またそれは、もしかしたら県芸の環境にも理由があるのかもしれない。


県芸は、名古屋の外れ、リニモの沿線上にある。
万博記念公園の付近だ。

あちらの方の山の上に県芸はある。
度々足を運ぶ機会があったのだけれど、緑に囲まれたところだ。

人里離れた、ではないけれど、そんな印象を受けるキャンパスには、ちょっと浮世離れしたような、穏やかな時間が流れていた。

あそこで四年間すごしながら作品づくりをしていたら、もしかしたら自ずとそんな空気が体に染み込んでくるのかもしれない。

※そういえば、友人のベーシスト舟橋さんが、ちょうど「食べたものが音に影響しているかも」ということをブログに書いていた。 

他の芸大の卒展では、例えば就活という直近の差し迫ったできごとを扱うものも見受けられたが、県芸の卒展ではほぼ皆無だった気がする。

環境というのは、無意識のうちにひとに影響を与えているものだ、とぼくは思う。
できるだけじぶんの"いい"と思う環境やものに触れて過ごしたいと、ぼくは願う。

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3/29(日)は、『戯曲演奏計画 vol.2』。
この日作品を発表する四人のうち、2名は県芸の音楽科OBの方。

そういえば、vol.1のときを思い返してみても、県芸出身の方には何かあの温度、みたいなものを感じる。


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作家
イノウエアマネ
かしやましげみつ(孤独部)
長谷川彩(劇団さよなら)
やまだ直子


ー 音楽と演劇の面白い融合を探る企画「戯曲演奏計画」第二弾。
この企画は、「音楽をしている人と演劇をしている人が交流する企画を続けたら、面白い表現が生まれるのでは」という思いから始まったものです。
「出品者が戯曲を書く」ことと、「音楽を演劇作品の一部 にする」というルールを設け、後者に関しては「BGM・オペラ・ミュージカルはNG」という制約付きです。
音楽と演劇の人たちが、書いて、演出して、奏でます。音楽と演劇が、より高め合う瞬間を。


詳しくは孤独部webサイトのトップページに。



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