Nibrollを観にKAATへ行こう!と思い立ち、せっかくだから日中なにかないかな……と調べたら、ヨコハマトリエンナーレ2017がやっていることを知った。
ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」 | 横浜トリエンナーレ
ちょうどKAATも近いようなので、丸一日横浜で過ごすことにした。
横浜に行くのははじめて。
名古屋→横浜 夜行バス
夜行バスを調べてみたら、平日ということもあり、なんと行き¥2,200、帰り¥2,500で取ることができた。往復で¥5,000いかない!
夜行バスが久しぶりだったので、体力がもつか心配。人のアドバイスに耳を傾け、トラベルまくら(100均)とマスクを用意した。
トラベルまくらはサイズがあってないのか、あまり効果的ではなかった。ないよりましという感じ。
マスクはけっこうよかった気がする。
行きは、直前にすこし仮眠したからかなかなか寝つけなくて、1〜2時間くらいしか眠れなかった。
予定より早くついたようで、早朝5時すぎに横浜駅に。土地勘がぜんぜんないけども、ふらふら歩いていたらネットカフェを見つけたので入った。
マッサージチェアがあったのでやってみたら、かなり元気になった。オススメです。
早朝の中華街へ
横浜といえば中華街でしょ!ということで朝食を食べに行ってみることに。
ググると、数件は早朝から営業している店舗があり、中華粥が食べられるとのこと。
みなとみらい線に乗り、中華街へ。
移動して朝の8時ごろ。
ひと気のない中華街は、映画とかにありそうなゴーストタウンみたいだった。
探検がてらうろうろして、お目当の店を発見。
エビやホタテの入った海鮮粥。するすると食べられて朝食にちょうどよかった。
食べ終わってから周囲を探検しているうちに朝9時をすぎ、中華まんを売ってるお店を発見。ミニサイズの肉まんとチャーシューまんを食べた。
徒歩で開港記念会館へ
この日、ついてから徐々に天気が崩れだし、中華街についた頃には小雨が降っていた。駅のコンビニで傘を購入。
傘をさしながら中華街をあとに。
朝9時すぎ、徒歩で中華街から会場の一つ、開港記念会館へ向かったのだが、次第に雨風が強くなってきた。朝からひざ下が湿った。
それでもなんとか徒歩で辿り着き、トリエンナーレ巡りがスタート。
開港記念会館の展示。
開港記念会館〜赤レンガ倉庫
開港記念会館は1アーティストのみなのですぐ見終え、そのまま徒歩で赤レンガ倉庫へ向かった。このとき強風で、傘を横向きに構えて必死で赤レンガ倉庫付近を歩いていた。さっそく傘の肢は折れかけていた。
赤レンガ倉庫
赤レンガ倉庫の展示が全体的にとてもよかった!
こちらの作品は3回観た。
まずギミックがとてもおもしろいのだけど、それだけで終わらず導入となっている映像を見ると、その話がギミックひとつひとつと結びついて深みがある。また、照明やカメラの使い方や、配線を電線に見立てるなど細部まで手が行き渡っていて、全体を通して非常にクオリティの高い作品だった。誘導が適切にされていて、とってもよかった!
だいたいこんな感じ!(車はなかったけど)アナログテクノって感じでCOOL。
この映像では、解説しながら実演していて、COOLなパフォーマンスになってる。かっこいい。
ワイパーの系統かな?エフェクターも繋がってるのを確認した。
こちらの作品では、複数のスクリーンで同時に、それぞれ別の場所で一つの楽曲を演奏している。音も各スクリーンの上にスピーカーが配置されていて、移動しながら見ると近いものが目立って聴こえる。
これ、アイデアとしてはCMなんかで見たことあるのに似てるけど、"自分が動くと聴こえ方が変わる"というのが体験としておもしろい。
別々の場所から同じ時間を共有しているというのがとてもインターネット的で、それを体験で感じ取ることができた。うまく説明できないんだけど、すごくグッとくるものがあって泣いた。
けっこう長時間見ていたんだけど、よくよくみると別場所だと思っていた2人が実は同じ部屋にいたりだとか、ドラマも用意されている様。作品自体は60分を超える映像のようだから、すごい。
銅像にマッサージしてた
権力者の銅像をもちあげることに挑む企画(?)持ち上がってなくておもしろかった
蛍光で描かれた絵にプロジェクションしてあって、絵が動き出す。音と声もあって、平面が動き出しておもしろかった
モノがひとつひとつ絵で描かれてて、それが並べられてる
福島原発のトコの、足を踏み入れられない展覧会についてのVR。VRおもしろい
などなど。観終わったあとに振り返っても、赤レンガ倉庫は特に見ごたえある作品が多かった!
横浜美術館
この時点で13時ごろだったので、美術館を見る前に向かいのショッピングモールで昼食をとった。フォーをたべた。
横浜のショッピングモール、若い子連れのママが多い印象で、ニュータウンって感じだった。生活水準も高そう。
朝、中華街に向かうときも地下鉄ではスーツのサラリーマンがいっぱいだったけど、若々しい印象だった。
ごはんを食べ終わって、トリエンナーレ巡り再開。以下、ときどき撮った写真で振り返る。(実際はもっといっぱい観た)
これ、針金?が頭上に平行に張ってあるんだけど、とてもきれいで好きだった。このあとに、
平面でそれが描いてあって。あわせて美しい作品。
俳優に変装する権力者の肖像。シュールな感じしておもしろい。
こういう美術展だとあんまりない、熱量を感じるタッチ。
ペリー来航の様子が西洋画と日本画で比較されてるんだけど、日本画が雑な感じでおもしろかった
このふたつ、おそらく片面はマジックミラーの合わせ鏡になっていて、実際はひとブロック分しか実在しないのが無限に続いているように見えている(のだと思う)。すごい!
などなど。横浜美術館は作品の数が多かった。
夜はNibrollを観にKAAT(神奈川芸術劇場)へ。Nibroll、実は初めて観た。
KAATも初めてだった。はじめての劇場に足を踏み入れるのは、ドキドキ感が一層あってたのしい。
夜行バスで帰路
帰りは、行きより若干足下に余裕のあるバス。疲れていたので帰りはよく寝れた。
翌日は予想どおり疲れきってて、帰宅してから日中はぐっすり寝た。
以前だったら、夜行バスで帰ってそのまま仕事……みたいなハードなこともやる気になってたけど、もうそれは体力的に難しそう。
遠出はたのしい
決行一週間前くらいに思い立っての日帰り旅行だったけど、非常に安く、そして存分にたのしめた。(書いてない部分もあるので、実際はトリエンナーレ巡りや観劇以外にもたのしんでる)
これくらいの時間と費用で遠出できるなら、もっと気軽に出かけてもいいなと思った。
名古屋からだと京都大阪くらいは近いし、三河岐阜三重にもお出かけスポットはいっぱいある。おいしいもの食べにいく旅行とかしたいなぁ。