孤独部の日誌

名古屋とサウナとひとり旅

春は自律神経が乱れやすいらしい

そういえば、以前は春が来るのが苦手だったけれど、最近はそうでもなくなった。

よく、夏生まれは夏が好きで、冬生まれは冬が好きという、根拠のなさそうな話があるけれど、ぼくも冬生まれで、冬が好きだった。
暑いより寒い方が耐えれたし、あと夏は苦手な水泳の授業があったし、炎天下での部活も(中学はソフトテニス部だった)はっきり言って苦手だった。ぼくは運動嫌いだ。

それが最近は、どうも変わってきた。
親元を離れワンルームで暮らすようになると、室内があったかかったのは自分より先に起きる母のおかげでそれなりに温まっているのがわかったし、ユニットバスのわが部屋では湯船に浸かることも稀になった。
だからか、早く冬よ終わってくれ、とすこし思うようになった。小春日和の温かさは、どこかで感じていた閉塞感を取っ払ってくれるようで嬉しい。

ところで、ずっと花粉症とは無縁だと思っていたのだけれど、この春はとうとう少し感じるようになってしまった。
くしゃみや鼻水にはまだ悩まされるほどではないが、帰宅する頃には鼻の奥に何かが溜まっているような感覚や、若干の喉のイガイガを感じる。
苦手だったマスクも、冬を越えたら外そうと思っていたけれど、とうとう2箱目を買った。まだしばらくつけることになりそうだ。


春が来たと思って気分がよくなったのもつかの間、体調を崩した。

風邪だということにしたが、はたして風邪なんだろうか。最近、体調を崩したときの症状が、いまいち風邪ではないような気がする。
最近はなんでもググる癖がついてきていて、だるいからだを布団で横たわらせながら、「季節の変わり目 体調」とかで検索をしていた。

季節の変わり目は自律神経が乱れやすいそうだ。
もしかしたら、これかもしんない。

子どもの頃は、ほぼ皆勤だったタイプなので健康体だと思っていたが、運動嫌いの運動不足が祟ったのか、この頃はむしろ弱い体質だということを自覚してきた。
なんとなく気分も落ちてしまうし、やはりこれなんだろうか。思い当たる節が多い。

一人暮らしをはじめて、丸四年ほどになる。この冬には、また一つ歳をとった。
はたしてぼくは、ジリツ、できてるんだろうか。親元を離れて暮らしてるからといって、なんだか全然そういうわけではないような気がする。


すこし弱った神経を、無意識に力んで凝り固まった肩が、必死で抱えている。以前より敏感になった鼻が、花粉の襲来をとらえる。目に見えない微粒子が、宙を舞っている。それをまるで見ようとするように、思わず目をこすってしまう。目を凝らしたって見えないことばかりだ。
そういえば最近は疲れ目で、視力が悪くなりそうだ。視力がいいことだけが取り柄だったのに。
しかしながら、視力がいいときは全くそのことに自覚的でない。目薬でもさすか、と思ってはじめて、目が悪くなりつつあることを自覚する。

まだ寒い風が時折、吹いている。あぁ、はやくあったかくなんないかな。