孤独部の日誌

名古屋とサウナとひとり旅

2015年の観劇・ライブベスト8選

Twitter上で「今年の観劇ベスト3」とかがいくつも流れてきました。
そういえばなに観たっけ、どれが印象に残ったっけ、と思ったので、備忘録も兼ねて書き出してみようと思います。記憶をたよりに……。

印象に残ったもの、もう一回みたいな〜!というのを書き出してみます。

 

うみのてラストワンマン

昨年観た中で、1つ選べって言われたら、これです。
"うみのて"完結の最後のライブ。東京まで観に行ってきました。
はじまって、ギター高野さんのMCで思わず涙が出てきたんですが、ライブが進むに連れ、これが最後のライブだということも忘れさせるようなすごい力強さがあった。
「笑っていいともやってる限り平和だと思ってた」という歌詞を、笑っていいともが終わるなんて思わなかった頃からうたっていて、それが本当になってしまった今の時代の空気を、一番示しているバンドだと思う。


うみのて - もはや平和ではない 2015.12.2 新宿LOFT


うみのて、本当にもっと観たかった……。

 

マームとジプシー「cocoon」/「書を捨てよ町へ出よう」

芝居で一つ選ぶならこれかなぁ。「cocoon」。
圧倒されたし、とても繊細だった。肉体的にもギリギリまで追い込んでる感じがあって、すごい迫力があった。
チケットが遅かったので、席がサイドになってしまったのが悔やまれる。正面から見たらきっともっとよかった。昨年はサイドから観たのがもう1つ2つあって、やっぱり小面席が一番いいんだなぁと思ってしまった。

「書を捨てよ町へ出よう」の方は、観ている最中は(cocoonに比べれたら)ほつれみたいなものを随所に感じたのだけれど、その分作家の顔が垣間見れたような気がして、これはこれでかなり好みだった。ぼくはけっこう、作家の思想や表情が感じられる作品が好みなのかも。

又吉さんのコントが中にあったのだけれど、あのおはなしが不思議と印象に残っている。


Mum&Gipsy alla Leopolda Firenze 09/05/2013

今年はレパートリーの上演があるというのを聞いた気がするので、ぜひ観てみたい。上記2つとも原作がある作品だから、そうでないのを観てみたい。

 

鈴木実貴子ズ(うみのてラストツアー名古屋ゲストのライブ)

鈴木実貴子ズのライブは度々観ているような気がするのだけど、毎回どんどんすごくなる。この日の鈴木実貴子ズも泣いた。心をえぐられるように突き刺さってくるのだけれど、以前より負の感じがなくなって、ものすごく背中を押されるようなパワーを感じる。本当にかっこいい。


鈴木実貴子ズ-都心環状線-

 

輝け未来(呼我音の心一さん)

心一さんのライブは、包み込まれるようなあたたかさと励まされたような気持ちをとても感じる。無敵のラブソング「二人静」も大好きだけれど、新曲といって差し出される楽曲のことばは、そのひとの今が感じられて、とても好きだ。(これは心一さんに限らず、全てのひとに言える)心一さんはとても笑顔でたのしそうにライブをするので(普段お会いするときもそうですが)、こういうおとなになりたいと出会った時からずっと思っている。勝手にお兄ちゃんだと思っている。


表面張力 いくつになっても 呼我音

 

やまだ直子さんの一人芝居×2

「戯曲演奏計画」と「俺達の舞台でワクワクしてください」というイベントで拝見した2作品、表情こそ違えどどちらもとてもやわらかな手触りで、そして慈しむようなやさしさが感じられた。これまで作品は何度が拝見していたのだけれど、昨年同時期に発表したこの2作品は、作家自身が出演していたこともあるのか、とても純度高くそれが感じられた。

 

長谷川彩さん作「木村さんと鈴木さん」

上演時間30〜40分の作品だったと思うのだけれど、ものすごく濃密なおはなしだった。登場人物ひとりひとりがとても愛おしく感じられた。本当に隙のない、お手本のような脚本だなという思いと同時に、単にそれだけではなくて書いてるひとの感じも、登場人物を通して伝わってくるような、愛情を感じる作品でした。


SHISYAMOワンマン

そういえば、久しぶりにメジャーアーティストのライブに行った。とはいってもとりわけ派手な演出があるわけでもない3ピースバンドの演奏を堪能したのだけれど、本当にすごいな。ギタボ・朝子ちゃんの、観客からのかわいい〜の声に「かわいかろう」と返す姿は、なんだか二十歳そこそこの女の子にはない落ち着きを感じた。ここでもやっぱり新曲「中庭の少女たち」が印象に残った(そういえば3月に出る次回アルバムに収録されるらしい。たのしみ)。


SHISHAMO「君とゲレンデ」(Live Short Version)

 

アイドル教室ワンマン

偶然観に行くことにしたこちらのライブ。曲もメンバーもほとんど知らないのだけれど、それでも時間があっという間に感じた。以前にも一度観たことがあったのだけれど、メンバーが増えていて、活気がぐんと増していた。Zepp名古屋の2階席から観てたんですが、2階席は舞台全体がよく見えてよかったなぁ(正面から見ると奥行きがわからない)。


【アイドル教室】MakingLove

 

 ほかにもまだまだ掘り起こしたらありそうな気がする。もういくつか書き出しておく。

  • カジワラコウジさん(京都で対バン。自分の出番直前だったからちゃんと見れてないけれど、とてもおもしろかった!)
  • うめめ「シゲル」真臼さんの作・演出作品、とても魅力的だ……。
  • 維新派「トワイライト」
  • オイスターズ「その味」
  • 鳥公園WS……西尾さんの作品制作の舞台裏が垣間見れた。作品ではないけれど、とってもおもしろかった。

ひとまずこれくらいで。記憶を頼りに書きだしたので、やっぱり年末近くに観たものが多めになりました。昨年は、能動的に観に行く習慣が薄かった気がするな……。書き出してみて改めて気づいたけど、自分の好みはこういうのなんだなぁ〜というのがはっきりした気がします。

昨年はスケジュール帳を途中で変えてしまって前半の記録があやふやだったり、きちんとスケジュール帳に書き残して無いのもあるので、数数えたりできないのがちょっと残念。今年はこのブログなどに、記録として残していこうと思います。