8時すぎに起床。昨夜もなかなか寝つけなかった。
今日の予定を遅くまで練っていたのもあるが、同じドミトリーの部屋になった客の話し声や物音が気になって、なかなか眠れなかった。
準備をして9時半ごろ宿を出る。MRTでひと駅すこしの距離が目的地だったので、歩いて移動。
中正記念堂。門も建物も広場もでかい。なんとなくディズニーランドのシンデレラ城前を思い出した。
ちょうど10時だったので、衛兵交代式を見学。
銅像の前方左右に台があって、そこの監視兵が入れ替わる儀式。けっこう長い。
一糸乱れぬ動きで同時に足を上げたり、靴を鳴らしたり。武将隊の演舞のようだと思ったが、これはまたちょっと性質が違うやつだ。ダンスをみたような気持ちになる。
終了後の様子。微動だにしない。瞬きしてないって本当かな?
終了後の様子。真ん中の像もでかい。
出たところから広場を撮った。ご覧の通りでかい。
このあとちょっとした美術展をみたあと、展示室を見つけて、先ほどの銅像の蒋介石とこの記念堂について学んだ。
歴史の勉強不足を痛感した。学校で習う歴史のときは、日本を中心に理解していた。他国からしたら同じ時代、同じ出来事でも捉え方や意味あいが全然違ってくるんだな……と当たり前のことではあるが、はじめて実感した。
その後、Twitterのリプライでもらった意見を参考に、小籠包が有名な「鼎泰豊 本店」へ。これも徒歩移動。30分ほど待って入店。
小籠包5、鶏肉小籠包5、海老チャーハン、A菜炒めを注文。空芯菜は夏の食べものだそうで、なかった。
ここまでの食事とは相場が違う金額だったが、おいしかった。さすがに一人では多かった。満腹になった。
次の目的地に向かうため、MRTに乗り込み士林駅へ。そこから路線バスに乗り換えて、故宮博物館へ。
国宝級のものをはじめものすごい数が展示されているらしい。1階から3階へ、ざっくり見ていく。
有名なやつ。目玉である、白菜のやつと肉みたいなやつはどちらもよそに出てってしまっていて見れなかった。
とにかく陶磁器が多くて、器とか皿がいっぱいあった。「お皿だ…」「どんぶりだ…」「ラーメン食べるにはでかいな…」みたいな感想しか浮かばなくなってしまった。
ユニークな展示もやってた。
あと、ときどきすごくゆるい表情のモノがある。そういうのばかり写真に収めた。
沖縄のシーサー展示のときも思ったけど、なんかすごくゆるい。かわいい。
見終わって士林駅前まで戻って、ベンチに座って休憩。どこに向かうか迷ったが、ちょうど夕暮れ時刻になるので淡水へ行ってみることに。
MRTに乗り込み、淡水線の終点へ。着いたのは17時頃だっただろうか。
いい感じに夕暮れ。夕日スポットだそうだ。曇っていて綺麗には見えなかったものの、夕焼けをたのしむことができた。
幸いこの3日間、小雨予報だったにもかかわらず一度も雨に降られなかった。ときどき青空も見ることができた。昨日の九份は、年間300日くらいは天気が悪いらしいので、ラッキーだ。
暮れゆく日を見ながら散歩。海岸沿いに店が立ち並んでいる。座って眺めたり、歩いたりを繰り返して日が暮れるまで過ごした。
日が暮れたところで海鮮粥を食べた。やさしい味。
夜景を見てしばらくすごす。
日が暮れきって19時ごろになると、お店もちらほら閉まりはじめた。
お土産を買いに、台北101へ。約50分MRTに揺られる。
着くと小雨が降ったようで、地面が濡れていた。
台北101の地下でお土産をみる。お茶を売り込んでくるおばちゃんに何人も遭遇。
買い終えて22時すこし前。歩いてひと駅隣の夜市へ向かう。
最後の夜市だから何か食べよう、と意気込んで通りを往復。
串たべた。
日本語で呼び込まれた店でごはん。本当は他の客が食べてた炊き込みご飯みたいなのを食べたかったんだけど、たけのことルーロー飯が出てきた。スープはサービス。
がんばったけど食べきれずにすこし残してしまった。
夜市を23時前に離れ、MRTに乗車。台北駅へ向かい、桃園国際空港行きのバスに乗る。なんとか見つけて乗ったバスは23:45に発車。
飛行機が1:45発なので、ちょっと焦っていた。バスは0:30頃に空港へ到着。チェックイン受付は45分前までだから、30分しかない。
帰りは待ち時間なくチェックインできたのでここは大丈夫だった。ゲート前集合が1:05。出国審査はすこし待ったので、けっこうギリギリだった。列のほとんどは韓国人のようだ。
無事間に合い、飛行機には乗れた。両替には寄れなかった。
飛行機では離陸前から耳栓をしていた。快適。2時間ほどで到着するが、すこし眠れた。
中部国際空港に5:15到着。審査を通過して、両替を6時から開く窓口で行う。そして、6:43発の準急で名古屋へと帰っている。
窓から見えた朝焼け。