孤独部の日誌

名古屋とサウナとひとり旅

タイマレシンガベトナム18日目

2月22日金曜日。ベトナム

この日の深夜便で日本に戻る。実質最終日だ。

コンビニで水を購入。20円くらいだったかな、めちゃ安い。水もモノによって味がけっこう違うんだけど、これは微妙だった。

コンビニでバインミーが売ってる。ひとつ注文。

コンビニのバインミー。75円くらいだったかな。朝飯にちょうどいい。

ホーチミンの観光は徒歩で巡る。まずは戦争証跡博物館へ。ベトナム戦争の博物館だ。

日本人写真家の写真展示のところにすこし日本語があったが、ほとんど英語とベトナム語。展示を見る前にすこしググって予習した。

この展示はかなり強烈だった。沖縄でも戦争資料をみたが、それ以上にカメラが現場に迫っている印象だ。時期も1955〜1975年だから、まだ50年前程度の出来事なのだ。

歴史を目の当たりにすると、ベトナムという国の見方もすこし変わったし、日本との関係についても考えさせられた。沖縄の基地からベトナム戦争の米軍は行っている。そして、この日本人カメラマンの出身は沖縄だそうだ。

ベトナム戦争といえば枯葉剤の散布が有名だが、影響を受けた子どもたちの写真は衝撃的だった。また、被害にあった民間人の写真なども生々しいのがあり、ショックだった。そういえば、昨夜散策している時も街中で、体の悪い子どもとその親が何組も座り込んでいた。現実の風景と繋がった。

日本で戦争といえば太平洋戦争のことを指し、祖父母以前の、過去の話という印象で受け止めているのが正直なところだが、ここでは戦争の傷跡がまだ尾を引いているのだ、というのを肌で感じた。

昼も過ぎたのでごはん。近くの店で、またフォーを食べた。はやり草が別皿で盛られてくる。うまい。

次は統一会堂。正面の噴水のある広場がきれい。

中を見学。会談とかが行われたであろう部屋を見て回る。ふーん、という感じでみていたのだが……。

地下へ進むと極秘軍事基地として使われていた部屋が。

古めの地図がいくつもある。

通信機っぽい古い機械が並ぶ。渋い。

こういう機械って無骨でかっこいい。

いかにもな雰囲気ある地下通路。観光向けに整備されているからか怪しい雰囲気みたいのは全然ないが。

建物を出て歩くと、大きな葉っぱが頭上から降ってきた。左の葉っぱが日本でよく見るサイズ。でかい。

次のスポットへ向かう道中、学校前を通過。校門前の歩道で縄跳びをしている。

中央郵便局に到着。19世紀末のフランス統治下につくられた建物で、現役の郵便局。

現地の学生だろうか。ということは修学旅行なのかもしれない。アオザイという服だろうか、このあと空港の売店の人もこういう服を着ていた。きれい。

郵便局の中の様子。バリバリ現役の郵便局だ。お土産も売っている。

歌劇場の前を通過。残念ながら上演は18時なのでやめておくことにした。

おやつ的にごはん。汁なしフォーみたいなやつだった。乗ってた春巻きがおいしかった。このあたりがドンコイ通りという通り。ぶらぶら散策した。

歩いてたら川辺にたどり着いたので、しばらくぼんやり眺める。川はけっこう汚い。

遠くにビルが建設されている様子が見える。

このへんはボートの客引きや、流しの靴磨きが声をかけてきた。断ったら声をかけてこなくなった。ゆっくり川辺を眺める。

再び歩いていると、果物などを売っている通りを見つけた。ぶらぶら眺めたが特に欲しいものもないので見るだけ。生肉も売ってたけど、大丈夫なんかな……。

ベンタイン市場の中へ。観光客向けに、服や雑貨、食べ物も売っている。けっこう日本語でも客引きされる。

人も多くて疲れちゃうので、ここもぶらぶら見るだけにして外に出た。

バックパッカー街といわれるブイビエン通りまで来た。喉が渇いたのでパッションフルーツのジュースを飲んで休憩。

この写真のジュースの向こう側にいるひと、乾燥機を路上で修理していた。なぜこんなところで?

この辺りの通りには露店のタバコ屋がいくつもあった。試しに現地のタバコの値段をきいてみると、「アッパー?」と言われた。なんだろう?という顔をしていると、小さな袋に入った葉っぱを見せられた。これはあれだ、たぶん大麻だ。ノーノー、と言って立ち去り、別の店でもタバコを眺めると、やはり「アッパー?」と声をかけられる。

調べてみると、ベトナムでも大麻は違法らしい。が、こんなおおっぴらに売られているのか。びっくりした。

バスターミナルのような場所にたどり着けたので、日が暮れる前に空港まで戻ることに。空港に着く頃には日も落ちていた。

帰りのチェックインカウンターの場所を確認して、空港周辺の散策へ。Youtubeで知った、理髪店へ行きたい。

目的地の近くに屋台が出ていた。なんとこのフォー、20,000ドン(約100円)。美味い。

目的の理髪店だが、調べた価格より高かったのでためらったが、まぁほぼ終わりなので現金使い切ってもいいだろうと、受けることにした。250,000ドン(1300円くらい)。

理髪店といっても髪を切ってもらうわけではなく、マッサージ、シャンプー、爪きり、耳かきをしてくれる。マッサージはタイの方が断然いいが、約3週間の伸び切った爪をきってもらい、耳かきまでしてもらったのでさっぱりした。飛行機乗る前にこれはちょうどいい。

店を出たあと、もう一度フォー。今度は具が違った。しかし美味い。近所にこんな屋台ほしい。

チェックイン時間も迫ってきたので空港へ戻る。現金はほぼ尽きたのでお土産は買えず。

当たり前だけど、大阪行き飛行機なので日本人観光客が多い。日本人がこんなにいるの、久しぶりに見た。

無事出国ロビーに入れた。幸いロビーの売店はクレジットカードが使えたので、お土産を吟味して買い込んだ。買い終わったら最後のフォーを食べる。タンソンニャット空港の店はUSドル表記で、物価が高い。水が2ドルする。チェーン店らしき店のフォーは6ドル。味はさっきの屋台の方が美味しかった。

無事飛行機に乗れた。隣に母娘の親子が乗っていて、片言の日本語で「初めて日本に行きます」と言っていた。前の席が空いていたのでそちらに自分は移り、広く使って、とジェスチャーで示した。

窓からの景色を見ることができた。空から眺める夜のベトナムの街灯り、きれいだった。