現在上映中の、「羅小黒戦記」(ロシャオヘイセンキと読む)を観てきた。
以前、小さな映画館で字幕版がかかっていた。オススメされて観に行ったら、とてもおもしろかった。
そして現在、有名声優による吹替版になって、大きな映画館でかかっている。観てきました。
予告編みてくれ!
ストーリーがいい!キャラがいい!
まず何より、ストーリーがよく練られていて面白い。また、ワンピースみたいな能力バトル的要素があり、アクションシーンも迫力がある。
主人公シャオヘイの成長物語としても見応えたっぷり。主人公だけでなく、周囲のキャラクターの背景もとてもつくり込まれているのがわかる。
100分の上映時間の中に、濃密な世界観と豊かなキャラクターたちが詰め込まれていて、それでいて見事にまとまっている!
こんなに一本の映画の中で濃く、かつ綺麗にまとまった作品はすごいと思う。
思わずクスッと笑ってしまうようなシュールな雰囲気もところどころ挟まれていて、かわいい。
主人公シャオヘイがちょーかわいい。
吹替版の感想
情報量がなかなか多いので、字幕を追いながらでは処理しきれず取りこぼしたところがあった。
それに対して、吹替版なら画面の中で起きてることに集中できるので、話もわかりやすい。
初見の人には吹替版がオススメ。
しかしながら、字幕版で聞こえてくる中国語は、舞台となる中国の雰囲気をより感じ取ることができるし、シュールでおもしろい場面のノリは中国語の方が伝わってきた。
ぜひ吹替版を観てハマった人には、機会あれば字幕版も見てほしい。
映画の後日譚がある
ちなみに映画のストーリーの後日譚としてWEBアニメがある。
製作・公開はこちらの方が先で、スタートは超低予算だったそうだ。
それが今や映画となり、日本でも吹替版公開にまでなってるのだからすごい。
WEBアニメでは日本の有名作品(エヴァの題字とか)のパロディなんかもときどきある。こちらもとてもかわいかったのでオススメです。
観に行った回、お客さんのほとんどが女性客だった。メインキャラが男性だからか、あるいは声優効果なのか?
老若男女たのしめる、いい作品だと思う。内容的にもぜひ子どもにも観てほしいよな、これは。作り手の愛をとても感じる素敵な作品です。
上映回がだいぶ減ってきてるみたいなので、お早めに!