「南総里見八犬伝」を読んだ。
読んだのはこれ。
原作は98巻に及ぶ超大作なので、この文庫は要約という感じだと思うが、要点をおさえているのか読みやすくてのめり込んで読めた。
名前に"犬"がつき、からだに牡丹の形の痣があり、生まれたときに玉を持っている8人の「犬士」が互いを探して集まっていく物語。
現代だと「ワンピース」のような立ち位置だろう、その大作っぷりはもちろん、細かく張られた伏線は、まさに当時のワンピースといった感じ。
こんな話が1814〜1842年に書かれたのだからすごい。現代でも遜色ない面白さだ。
また、武士社会らしい行動原理なのも、現代の物語とは違っていて興味深い。
古典って苦手なイメージがあったんだけど、おもしろいんだな。近代文学含めて一度も読んだことない作品がいっぱいあるので、挑戦してみたい。